夕暮れ時と夜の間の時間に星が現れない日は、
その空気の重さに負けないで、 
歩こう。  
心細さ抱いて道や街を彷徨うのではなく、  
想像の野原を歩こう。 
足元には星のかたちの小さな白い花 白い花 白い花。
空には明るすぎるくらいの星 星 星。 
待っているひとがいて、 
大きな手のひらがあなたの細い指を包む。 
逢えたね と、そのひとは言い、 
あなたは何も言わず頷く。 
熱いのではなく、あたたかい想い。 
もどかしいくらいの想い。 
でも、 
いちばんほしかったもの。 
 
 
しばし、こころを遊ばせて、 
ゆっくり帰ってくる。 
もう、泣かなくていい。 
あのひとがかわいいと言った微笑み浮かべ、  
やさしくて可愛くてちょっとだけ辛抱強い女になって、
今日と明日を生きる。 
 
こんな時間に、ひとりで散歩。  
想像の野原へ、こっそり散歩。 
 
 
 

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