バターナイフ
2008年1月31日 バターナイフに私が映っている。
こんな小さな鏡にも つい微笑み作って。
疲れてるから だからこそ。
かぼちゃを煮て、最後にバターを落とす。
絡まりながらとけてゆく。
過程を知っているから、余計おいしいんだから。
。 。 。
こんな小さな鏡にも つい微笑み作って。
疲れてるから だからこそ。
かぼちゃを煮て、最後にバターを落とす。
絡まりながらとけてゆく。
過程を知っているから、余計おいしいんだから。
。 。 。
フォーク
2008年1月30日 初冬の紅玉はまるかじり
春待ちのフジはくし形に。
失ったものは
そのまま。帰ってこない。
投げた言葉は消えていく。
さくっと囓る。
甘すぎないことがうれしい。
どうでもいい。
返事はいらない。
。。。。。。。
春待ちのフジはくし形に。
失ったものは
そのまま。帰ってこない。
投げた言葉は消えていく。
さくっと囓る。
甘すぎないことがうれしい。
どうでもいい。
返事はいらない。
。。。。。。。
こんなときはアイスクリーム。
やっぱり特別な食べ物。
すこし足を投げ出して、何もかまわずに
舌にだけ集中。
(最期に何を食するかって? これしかないじゃない。)
永遠て こんな瞬間。
。。。。。。
やっぱり特別な食べ物。
すこし足を投げ出して、何もかまわずに
舌にだけ集中。
(最期に何を食するかって? これしかないじゃない。)
永遠て こんな瞬間。
。。。。。。
朝陽の恵み
2008年1月11日 ふと思い出すのは・・
かなり古いSF映画。地球が自転を止めてしまって(アメリカの)日が沈まなくてずっと昼が続く という内容。
アメリカが昼なら、日本は夜?
映画の中の終わらない昼よりも、明けない恐ろしさを感じた。
その映画は小学生の私にトラウマのようなものを植え付けた。
3時頃ふと目覚めたときに、夜が終わっていない真っ暗闇。
またすぐ眠れるけれど、
うとうとしながら夢うつつに夜明けが待たれる。
朝陽は素敵だ。
海辺で朝陽を浴びたい。
きっと特別な一日を過ごせる。 きっと。
。。
かなり古いSF映画。地球が自転を止めてしまって(アメリカの)日が沈まなくてずっと昼が続く という内容。
アメリカが昼なら、日本は夜?
映画の中の終わらない昼よりも、明けない恐ろしさを感じた。
その映画は小学生の私にトラウマのようなものを植え付けた。
3時頃ふと目覚めたときに、夜が終わっていない真っ暗闇。
またすぐ眠れるけれど、
うとうとしながら夢うつつに夜明けが待たれる。
朝陽は素敵だ。
海辺で朝陽を浴びたい。
きっと特別な一日を過ごせる。 きっと。
。。
天気予報
2008年1月11日雪が降るかもしれない。
もしかしたらね。 (淡い期待を何度破られたか・・)
テレビから『なごり雪』
なぜか『雨がそらから降れば』を思いだした。
雨の日はしょうがない というサビ
雨が空から降れば 思い出が地面にしみ込む
雨がシトシト降れば 思い出もシトシトにじむ
黒いこうもり傘をさして 街を歩けば
あの街は雨の中 この街も雨の中
電信柱もポストも 故郷も 雨の中
作詞は別役実。 ちょっと難しげな戯曲を書く人。
こんなシトシト降る雨 なんだかずっと見ていない気がする。
♪
とにかく生姜が好き。
でも、生姜の畑を知らない。
行ってみるべきかも。
からくない生姜煎餅。 期間限定というのでよけいに嬉しい。
。。 。。。
今年初めての
2008年1月8日映画。
『タロットカード殺人事件』
ウディ・アレンて、昔からすごく変だけど気持ち悪そうで気持ち悪くない。
スカーレット・ヨハンソンのメガネ顔は、松たか子のそれと同じくとってもかわいい。テニスプレイヤーのようにしっかりした体幹。赤い水着姿を見るだけでも価値ありかな。
サスペンスではなく、おもしろ楽しく気品も感じるチャーミングな映画。
はあ・・・ ロンドンに行きたくなった。
。。。。。
『タロットカード殺人事件』
ウディ・アレンて、昔からすごく変だけど気持ち悪そうで気持ち悪くない。
スカーレット・ヨハンソンのメガネ顔は、松たか子のそれと同じくとってもかわいい。テニスプレイヤーのようにしっかりした体幹。赤い水着姿を見るだけでも価値ありかな。
サスペンスではなく、おもしろ楽しく気品も感じるチャーミングな映画。
はあ・・・ ロンドンに行きたくなった。
。。。。。
今年最後の
2007年12月29日映画鑑賞。
『 once ダブリンの街角で 』
出会って、出会いをまあるいしあわせに形作っていくことの難しさ。
大きな振幅のあるストーリーではないのに、心がともに揺れて最後は涙。 ますます涙もろくなっているからだけじゃない。 スタートできても険しい道が続いているのがわかっているから。どうか彼と彼女の未来に輝きがありますようにと祈って席を立った。
そこがダブリンだから、ロンドンではないから、出会えたふたり。
簡単に一夜をともにしないふたり。
音と音が重なり合って、音楽が心震わせるものとなる過程。
素敵だね。目と目を合わせてエンド。微笑み。
人生と人生も きれいに重なり合って あたたかいしあわせが生まれる。
人生は簡単じゃない。
。。。。。
私の好きな時間
2007年12月17日夜明けは遅い。 6時45分頃。
夜明け前。
ひとりの時間。
ミルクティー。
たまらなく好きな時間。
痛みも大きな悲しみもないから、
だから、このゆっくりと明けていく空を楽しめるのだと
感謝する時間。
私は何者に感謝をしているのだろう。
ちいさいときの「神様」に近い どこかにいる大きな何かに。
。。。。。
私の好きなこと
2007年12月15日冬の星空はそれはそれは美しく、
こんなに空の明るいところでも
やめられない星空散歩。寝袋は二重。
ベイビー用の湯たんぽをふたつ所有しているので、足とおなかにひとつずつ。何年前のだろ。
今年はほんとにカワイイ湯たんぽが出回っていて、欲しいものがあったけど、そりゃ無駄遣いだから我慢。
ふたご座流星群。
途中ついウトウトして、15個しか確認できなかった。
痕が短い。
こんな場所に寝袋に入った私がいるなんて・・・
びっくりだよ きっと。
平たいけど屋根の上なんだもの。
深夜、歩きながらケイタイラブコールの少年少女よ!
けっこう聞こえているよーー。
静かにね。
低く遠い爆音。キラキラのライト。
あの飛行機からはどんな風に見えるのかな。
空の宝石。地上のイミテーションのクリスタル。
☆
買い物とおいしいコーヒー
2007年12月5日冬だというのにかき氷の器を買った。
うつくしい場所の工房で作られたガラス製品。
桜色がぐるりと器の帯。
うつくしい場所はもうすっかり冬景色のはず。
ご無沙汰していたひとの訃報を聞き、
待っていた赤ちゃんの誕生を聞き、
具合が悪いともだちの様子を尋ね、
自分の心配もして。 そんな一週間。
この冬を、「氷を削る日を待つ日々」と思うことができる。今日の買い物。
おいしいコーヒーとそれに相応しい会話。
お気に入りのお店。
うつくしい場所の工房で作られたガラス製品。
桜色がぐるりと器の帯。
うつくしい場所はもうすっかり冬景色のはず。
ご無沙汰していたひとの訃報を聞き、
待っていた赤ちゃんの誕生を聞き、
具合が悪いともだちの様子を尋ね、
自分の心配もして。 そんな一週間。
この冬を、「氷を削る日を待つ日々」と思うことができる。今日の買い物。
おいしいコーヒーとそれに相応しい会話。
お気に入りのお店。
宝石のような星々
2007年11月12日 もったいなくて、星々におやすみと言って眠りにつくことができない。
こんなに街の光が近い場所でも、煌めく星たちが見える。
見惚れているとどんどん身体が冷えていく。
ほんとうにそこにあるのか。
まぼろしなのか。
匂いがない。
想いや思惑などものともしない。
なぜ惹かれるのか。
。。。
こんなに街の光が近い場所でも、煌めく星たちが見える。
見惚れているとどんどん身体が冷えていく。
ほんとうにそこにあるのか。
まぼろしなのか。
匂いがない。
想いや思惑などものともしない。
なぜ惹かれるのか。
。。。
一週間
2007年11月10日一週間が過ぎるのが毎週早くなっているよ。
時間を大切に。 なんてね。 それなのに日本が沈没してゆく映画を見ている。 信じられないくらい面白くない映画。 消せばいいのにどこまで面白くないのか確かめるためにだらだら見ている。
それにしてもひどい。
もちろん暗い。
秋になると『みじかくも美しく燃え』を観たくなる。
夏の森。白いドレス。綱渡り。傘。軍服。長い髪。銃声。
DVDは出ていないのかな。
。。。。。。
時間を大切に。 なんてね。 それなのに日本が沈没してゆく映画を見ている。 信じられないくらい面白くない映画。 消せばいいのにどこまで面白くないのか確かめるためにだらだら見ている。
それにしてもひどい。
もちろん暗い。
秋になると『みじかくも美しく燃え』を観たくなる。
夏の森。白いドレス。綱渡り。傘。軍服。長い髪。銃声。
DVDは出ていないのかな。
。。。。。。
早く行かなきゃ と。
2007年11月7日PAN’S LABYRINTH / EL LABERINTO DEL FAUNO
この映画の世界はアーサー・ラッカムの絵そのものだ。 透明感のある美しさ。 夜がこの世を支配していて朝と昼は暗闇を抜けてたどり着く束の間の休憩時間。
すべて現実世界の造形をもとに創り出しているにもかかわらず、この世のモノとはかけ離れた恐ろしい影、形。
しかし、一番恐ろしいのは人間の残酷。純粋と言えるくらい混じりけない残酷。鋭い刃のような残酷。
自分の受けた痛みさえ感じなくなるのか。
別の生き物のような異形の姿になっても追い、奪い、主張する。
少女に与えられたのは3つの試練。
試練をクリアしたのちに待つものは幸福感であってほしい。
私たち見る者に与えられた試練は最後まで目を逸らさずに見続けること。
試練をクリアしたのちに待つものは、胸の痛み。 自分自身の迷宮。
薔薇色のぽってりとした唇を持つ少女は、幸せに暮らしたとさ とお約束のハッピーエンドが似合うよね。
肩のしるしを確認して微笑むオフェリア。葡萄を口に入れるオフェリア。
薔薇色の唇。
お話
2007年11月4日今時の図書館では、他の利用者の履歴は見られない。
今時は、アパートやマンションの前の住人の持ち物が残っていることはあり得ない。
そういうことを無視して都合だけで作ったストーリーに興ざめしてしまう。
ねえ、フィクションて、そんなに甘く設定していいもんじゃないよね。
うるさいこと言っちゃう。
。
生活は毎日続く。
気持ちよく暮らしたい。 おいしく食べたい。
秘密の花園のメアリーが、もりもり食べるようになった描写をもう一度読みたい。 与謝野晶子の食事風景の詩を読みたい。(これはすぐに自分の本棚で探し出せる。) 豪華ではなくて、豊かな食事。
風邪が治りかけ。
元気でいたい。
気持ちよく暮らしたい。 おいしく食べたい。
秘密の花園のメアリーが、もりもり食べるようになった描写をもう一度読みたい。 与謝野晶子の食事風景の詩を読みたい。(これはすぐに自分の本棚で探し出せる。) 豪華ではなくて、豊かな食事。
風邪が治りかけ。
元気でいたい。